2014年05月24日

由良山探検〜


お天気もいいし、まずは山登り〜
写真を撮り忘れて以前のやけん、天気が。。。><
由良山
高松市由良町にある「由良山」
山登りいうても、標高120メートルって感じなんやけどね。

この案内図みても、分かるように見所盛りだくさんやろ?
由良山 案内図
登り口は、西側と東側の2箇所あるん。
私はいつも西側からあがるんやー。

まず見えてくるのは、「由良相撲跡」
由良相撲跡
これは、江戸時代初期(1657年)地元上田井の名門の家に生まれた、
文武両道に優れた鎌倉一学(かまくらいちがく)という人がおったん。

この人、田畑に水を引くことに力を入れた人らしいんやけど、
とても力の強い力士としても有名でな、巨人怪物と相撲を取ったという
おもしろい伝説も残されとんやって。
それで、記念した相撲供養塔があるみたい。

次は、「採石場跡」
これ、すごい景色やろ?
ひそかにかなりお気に入り!!
由良山 採石場跡由良山 採石場跡
ちょっと紹介するとな、ここでは由良石って石がとれよった山なん。
しかも、戦国時代からでー。
400年ぐらい前、ここに 由良城が築かれてな、その時に
この石を使ったのがはじまりっていわれてるん。

安山岩でも軟らかな黒雲母安山岩で、色合いが美しかったから、
皇居東庭(宮殿前広場)や帝国ホテルにも使われとんやって。
由良山
下は水がたまっとるんやけど、ふと見たら
睡蓮が咲いてたーーー♪
これから、次々開花していくんやろうなーー。
由良山 採石場跡
あっ、たまに、ブオーーブオーーーって声がしてびっくりするかも。
蛙さんです。

そうそう、傍らにあった石像。
何か見覚えあるなーと思ったら、たぶん麓の清水神社の
境内にも掘ってある女性と同じ気がする。
由良山 採石場跡
さらに進むと「防空壕跡」。
こういう意味でも、地域に密着していた山だったみたい。
由良山防空壕跡
そして、西登山口に到着!
由良山 西登山口
ここからが、ちょっと険しい。
ぜいぜいー言いながら上ったら、頂上です。

頂上には、龍王社と石鎚社があるよー。
由良山 頂上
由良山のご神体は竜であると言い伝えられててま、由良山も竜がすむ山として龍王社を
まつってるんやって。

竜は雨を呼び、雨に乗って天に昇ると言われとって、雨乞いの山、
麓の神社は、雨乞いの宮として多くの人々に親しまれてとるん。

こんな伝説もあるみたい。

「大昔由良山を七巻きするほどの大竜がすみそのしっぽが500メートル離れた
蔵王神社までのびていた。」
蔵王神社も、由良町にあるんやけどな、
こういういわれがあって、昔から「お蛇尾さん(おじゃおさん)」って
呼ばれてるらしい。

そうそう、由良山の由来は、古の昔、大地震が起こった時
この山だけは揺れなかったため「ゆらぬ山」と呼ばれて、
それが転化して「由良山」になったという説があるみたいよ。


展望もすごいきれいなん。
サンポート、屋島、五剣山、遠くは岡山も天気がよかったら
見えるん。
由良山 頂上からの景色由良山 頂上からの景色
麓からだと、20分、登山口からは10分ぐらいで頂上までいけるけん
気楽に登れるね。

帰りは、東側におりたよー。
こっちの方が緩やか〜
ロープしてくれとるけん、道にもまよわんし。
由良山 東登山口
下ってきたら、ミニ八十八ヶ所のお地蔵さんが安置されとるとこを歩くん。
そして、「由良大師堂」
由良大師堂
「清水神社」に無事登れたお礼参り〜
清水神社
清水神社はな、「雨乞いの神さん」 とも言われとる 
神櫛王(かんぐしおう)をまつってある神社。

おかめ洗い行事による雨乞いの祈願が有名で
今でも毎年8月の第一土曜日の夜に行われるん。
これをすると、よく雨がふるって言われてるんやって。

高松市有形民俗文化財です。

境内には、こんなんもある。

「清水神社の甕塚(かめづか)と上御盥跡(みたらせき)」
清水神社清水神社
承和八年(八四一)の大干ばつのときに、荘厳寺の僧真雅が祈雨を行ってな、
この神酒用の甕を雨乞い神事の器に使用したんやって。

その後、元亀・天正の兵乱で、三口を残ったけど、後は
割れたけん(一口は神殿下、二口は神殿前)この塚に埋納したん。

そして大干ばつの時に掘り出して、甕塚の二口を神水で洗うという雨乞いを
したんやって。

見所たくさんやったよー。

2014/5/23

ラベル:高松市
posted by まちぐる at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 取材日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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